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武原はん

たけはらはん


[武原はん]
1903-1998
昭和期に活躍した上方舞の日本舞踊家。徳島県生まれで、12歳で大阪の大和屋芸妓学校に入学して山村流の上方舞を修行した。彼女り舞いはその美しく気品に満ちた姿から「動く錦絵」と言われた。特に男に捨てられた寂しい女心を舞う地唄「雪」は武原の代表作である。1985年(昭和60)に日本芸術院会員、1988年(昭和63)には文化功労者となった。1998年(平成10)、心臓麻痺で自宅にて死去した。享年95。