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加藤シヅエ

かとうしづえ


[加藤シヅエ]
1897-2001
女性解放運動家で政治家。旧姓は広田で、本名は静枝と書く。東京で裕福な実業家の家庭に生まれ、女子学習院中等科を卒業するとすぐに石本恵吉男爵と一度目の結婚。石本が労働者の実態調査で三井三池炭鉱へ赴任すると、そこで悲惨な炭鉱労働者の生活を知る。数年後、労働問題の研究でアメリカへ渡った夫に同行して、貧民街での産児調節運動を啓蒙するマーガレット・サンガー女史と出会う。1931年に日本産児調節婦人連盟を設立。1944年3月に離婚すると、同年11月に労働運動家の加藤勘十と結婚。1946年4月の敗戦後初めての総選挙で衆議院議員に当選し、日本社会党に入党。1988年には国連人口賞を受賞した。2001年12月22日、呼吸不全の為死去。享年104。