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高村智恵子

たかむらちえこ


[高村智恵子]
1886-1938
画家で、夫は彫刻家の高村光太郎。福島県安達郡油井村の酒造業・長沼今朝吉の長女として生まれた。戸籍名は「チヱ」。1903年、日本女子大学校に入学すると油絵に興味を持つようになり、大学を卒業した後は女性洋画家の道を選んだ。1914年、28歳のときに結婚。経済的に苦しい窮乏生活を送りながらも製作活動を続けていたが、父・今朝吉の死、長沼家の破産、一家離散など心労が多く、1931年8月に統合失調症の最初の兆候が現れた。1932年7月15日、大量の睡眠薬を飲み自殺未遂を図り院。病室で多数の紙絵を生み出した。1938年10月5日、粟粒性肺結核のため52歳で死去した。