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武市富子

たけちとみこ


[武市富子]
1830-1917
尊王運動家・武市瑞山(半平太)の妻。高知藩郷士・島田源次郎の長女。瑞山のもとに出入りする志士の面倒を見て夫を助け、瑞山が投獄されて死ぬまでの1年9ヶ月は毎日3食を欠かさず牢に差し入れ、また夫を慰めるため書籍や自作の押絵なども共に差し入れていたという。瑞山の切腹の際に身につけたのも、富子が縫いあげて届けた死装束であった。1917年(大正6)に88歳で亡くなった。