修正依頼



お蓮

おれん


[お蓮]
生没年不詳
山形県東田川郡熊出村の生まれ。本名は高代。家が貧しく、17歳で遊郭に売られ、そこで客の清河八郎と出会う。遊女・酌婦といえば最も身分の低い女とされていたが、八郎はお蓮の清い「心」に惹かれ、「蓮の花は泥水に染まらずに香り高く咲いて清らかだ」と言って命名したのがお蓮だった。その後、八郎とお蓮は結婚した。しかし、1861年(文久元)、ヒュースケン暗殺、横浜焼き討ち未遂などの嫌疑で幕府に八郎が捕らえられると、お蓮も連坐して投獄された。最後まで八郎を信じて耐え抜いたが、翌年、獄中ではしかにかかって24年の生涯を終えた。