修正依頼



野村望東尼

のむらぼうとうに


[野村望東尼]
1806-1867
幕末の女流歌人で勤王家。筑前福岡藩士・浦野重右衛門勝幸の娘。1829年(文政12)、福岡藩士・野村新三郎清貫と結婚したが。1861年(安政6)に夫と死別して剃髪。その後、福岡の南外れの山村にあった自分の山荘に勤皇の士をかくまったり、密会の場所を提供したりした。1865年(慶応元)、福岡藩で尊攘派弾圧の動きが強くなり、孫の野村助作と共に自宅に幽閉され、更に姫島へ流されたが、救出された後に山口の三田尻で死去した。享年61。