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楠本イネ

くすもといね


[楠本イネ]
1827-1903
オランダ商館の医師・シーボルトと母・楠本瀧の娘で、女性で西洋医学を学んだ日本人初の産科医。初め、東京築地で開業して宮内省御用掛となるなどその医学技術は高く評価されたが、1875年(明治8)に医術開業試験制度が始まると、女性であったイネには受験資格がなかったため東京の医院を閉鎖して郷里の長崎に帰郷する。1903年(明治31)、食中毒のため東京の麻布で亡くなった。享年77。