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梁川紅蘭

やながわこうらん


[梁川紅蘭]
1804-1879
江戸時代末から明治初期の女流漢詩人。幼名きみ、名を景婉、号は紅蘭。美濃国安八郡曾根村生れ。稲津長好の娘、梁川星巌の妻。1817(文化14)江戸から帰国した星巌に詩作を学び、1820(文政 3)17歳で星巌と結婚。神田柳原のお玉が池のほとりに「玉池吟社」を設け、幕末から明治にかけて詩壇を担うことになる多くの人を輩出した。安政5年、夫・星巌が亡くなってまもなく安政の大獄が起こり、投獄される。晩年は京都で私塾を開いて子女の教育に尽くした。明治12年3月29日病没。享年76。