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池玉蘭

いけのぎょくらん


[池玉蘭]
1728-1784
江戸中期の女流画家。京都に生まれる。旧姓は徳山、名は町、歌集『梶の葉』で知られる歌人梶を祖母に、母も同じく歌人の百合。池大雅の妻となり、松風柳沢淇園に学んだ画は大雅に似ており、蘭竹梅菊を得意とした。後に大雅に南画を学び、当時一流の女流画家として知られた。大雅の画風をよく受け継いでいて、大雅の豪放さに対して穏和・繊細な傾向を特徴とした。代表作は「渓亭吟詩図」や「便面図巻」などがある。大雅と同じように自由三昧な生活をし、奇行や逸話などが数多く残っている。