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白子屋お熊

しらこやおくま


[白子屋お熊]
生没年不詳
新材木町に白子屋という大店があった。亭主は正三郎といい、妻・お常の間にお熊というひとり娘がいた。出来の良いまじめな若者・又四郎を婿に迎えるが、まじめ一方の又四郎が気に入らず、浮気相手の番頭・忠八と母・お常と共謀し、下女・きくを使って又四郎を殺そうとするが失敗。又四郎が事件を訴えた。判決は「お熊」引き回しの上死罪、お常」引き回しの上島流し、「忠八」引き回しの上晒し首、「きく」死罪、「ひさ」引き回しの上死罪。白子屋の財産没収。「正三郎」(お熊の父)江戸から追放、「又四郎」お咎めなし。