修正依頼



秋色女

しゅうしきじょ


[秋色女]
江戸中期の女流俳人で秋色女は俳号。日本橋小網町の和菓子店の娘で名はお秋。幼いころから宝井其角に俳諧を学び、13歳のときに上野公園で花見酒に酔う人を見て詠んだ句「井戸端の桜あぶなし酒の酔」で一躍時の人となり、当時の江戸でもてはやされた。後に彼女にちなんで考案された「秋色最中」は同店の看板商品となった。夫の寒玉とともに榎本其角門で、其角の遺稿集「類柑子」や追善集「石などり」を刊行した。