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絵島

えじま


[絵島]
1681-1741
旗本・白井平右衛門の娘で、江戸時代中期の江戸城大奥御年寄。大奥の風紀粛正事件として知られる「絵島生島事件」の中心人物で、この事件では歌舞伎役者・生島新五郎のほか、大奥に勤める多数が処罰された。初め甲府徳川家の桜田御殿に仕え、藩主・徳川綱豊が6代将軍・家宣になるとともに大奥に入った。前将軍・家宣の墓参りのため寛永寺、増上寺へ参詣。その帰路に芝居小屋・山村座に立ち寄り、帰城が遅れた。山村座の役者であった生島との密会を疑われ、信濃高遠へ流された。27年間の閑居生活の後、1741年(寛保元年)に死去した。