修正依頼



おせん

おせん


[おせん]
井原西鶴の、江戸時代の浮世草子「好色五人女」(全5巻)の2巻目の主人公。14歳のときに百姓の家から女中として商家に奉公。樽職人忠兵衛に見初められて結婚して幸せな家庭を築いたが、法事の手伝いに行った長左衛門宅で内儀からあらぬ不義の疑いをかけられて侮蔑されたことを発端に、長左衛門と逢引をした。そこを夫の忠兵衛に見付かったためにその場で自害して果てたという。