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お万

おまん


[お万]
井原西鶴の、江戸時代の浮世草子「好色五人女」（全5巻）の5巻目で「恋の山源五兵衛物語」として描かれたおまんと源五兵衛の恋の話のヒロイン。五つの物語のうち唯一ハッピーエンドに終わった物語。おまんが恋した源五兵衛が興味を示す相手が美少年ばかりであったことから、美少年に二人まで死に別れて出家していた源五兵衛に男装して近づき、恋を実らせた。途中さまざまなに苦労を克服し、最後にはおまんの家の多大な財産を譲り受けてハッピーエンド、という話。