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野中婉

のなかえん


[野中婉]
1661-没年不詳
江戸時代、土佐藩の家老・野中兼山の第四女。野中兼山は改革の手腕で知られるが、一方でその厳しさから反発されて失脚。兼山の死後、1664年、4歳の時に亡父の冤罪に連座して一族22人は土佐の宿毛に配流され、20余年の長い幽囚の歳月を送った。44歳のときにようやく赦免されると、高知に戻って医を業とした。父の冤罪、配流と幽閉、医術、名誉回復と波乱に富んだ65年の生涯を1725年12月29日に閉じた。