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勝山

かつやま


[勝山]
生没年不詳
承応・明暦年間ごろ吉原で人気のあった遊女。元は神田にあった「丹前風呂」の湯女だが、その後、吉原で遊女となって最高位の太夫にまで上り詰めた。髪は自ら考案した上品な武家風の丸髷(勝山髷)に結い、腰に木刀の大小を帯び、派手な縞の綿入れを着て歩き回り、江戸の若い女性がこぞってその風体をまねたという。彼女の好みは勝山風や丹前風と呼ばれて当時の流行となった。