修正依頼



出雲阿国

いずものおくに


[出雲阿国]
1572頃-没年不詳
出雲大社の鍛冶職・中村三右衛門の子で出雲大社の巫女。1603年(慶長8)に北野天満宮に舞台をかけて興行を催した。茶屋遊びに通う伊達男を男装して演じたもので、京都で大変な人気を集め、後の歌舞伎踊り(芝居)を創始したといわれる。1607年(慶長12)、江戸城で勧進歌舞伎を上演した後、消息が途絶えたが、晩年は大社に帰って尼となり、87歳で没したと伝えられている。