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芳春院

ほうしゅんいん


[芳春院]
1547-1617
加賀国大名・前田利家の正室で名はまつ。母が利家の母の姉であったので利家とは従兄妹の関係。1558年(永禄元)、12歳で利家に嫁ぎ、翌1559年に長女・幸を産んだのを初め、後の加賀藩主・利長、利政、次女・蕭、豊臣秀吉の側室となった三女・摩阿姫、宇喜多秀家の室となった四女・豪姫など2男9女を産む。1599年の利家没後に出家して芳春院と号する。1600年(慶長5)、徳川家康から謀反の嫌疑がかけられると、自ら人質となって江戸に下り、14年間を過ごした。1614年(慶長19)に利長が死去すると金沢へ帰国。1617(元和3)に金沢城内で死去。享年71。