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日野富子

ひのとみこ


[日野富子]
1440-1496
室町幕府第8代将軍・足利義政の正室。1455年(康正1)に16歳で義政の正室となり、1466年(文正1)に第9代将軍足利義尚を出産。政治に興味を示さない夫に代わって幕政に深く関わり、影響力を行使した。関所を作って関銭を徴集したり、米相場などの利殖活動を行い、彼女の財力によって室町幕府が運営されていたといわれるほどであったが、その活動に対する一般市民からの評価は金儲けに熱中した悪妻と囁かれた。応仁の乱をはさんで将軍職を巡る政争に関わり続けたが、1496年に57歳で死去した。