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牧の方

まきのかた


[牧の方]
生没年不詳
鎌倉幕府の初代執権・北条時政の後妻。1205年（元久2）6月、娘婿に当たる平賀朝雅が畠山重保と宴席で口論したことがきっかけで、重保とその父・畠山重忠を時政に讒言して殺害させたといわれている。さらに同年7月、時政と共謀して娘婿の朝雅を新将軍として擁することで幕政の実権を掌握しようと計画したが、北条政子・北条義時姉弟によって阻止され、7月20日に時政と共に強制的に出家させられた上、伊豆国に幽閉された。その後は詳しく分かっていない。