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藤原詮子

ふじわらのせんし


[藤原詮子]
962-1002
平安時代、第64代円融天皇女御。摂政関白・太政大臣藤原兼家の次女で、天元元年(978年)8月に入内し、2年後の980年に第一皇子懐仁親王(後の一条天皇)を生んだ。円融天皇在世時は必ずしも恵まれた状況ではなかったが、一条天皇即位後は国母として強い発言権をもってしばしば政治にも介入したり、また、4歳年下の弟・道長を可愛がって兄・道隆一家を没落させたという話が残っている。反面、厚い信仰心をもち、真如堂・慈徳寺を建立したが、長保3年閏12月に亡くなった。