修正依頼



藤原薬子

ふじわらのくすこ


[藤原薬子]
生年不詳-810
中納言藤原縄主の妻。長女が桓武天皇の皇太子安殿親王の宮女となったのをきっかけに安殿親王の愛を受けるようになり、桓武天皇の怒りを買って東宮を追われた。806年、桓武天皇の後を受けて安殿親王が即位する(平城天皇)と、再び召されて一身に天皇の寵愛を受けるようになる。平城天皇が病気のために神野親王(嵯峨天皇)に譲位した後、平城上皇と嵯峨天皇とが対立し、結局、平城上皇が出家し藤原薬子は毒を飲んだという。