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推古天皇

すいこてんのう


[推古天皇]
554-628
欽明天皇の第三皇女で初めての女性天皇。幼名を額田部皇女といい、18才で敏達天皇の妃となり、先后・広姫の死を受けて、23才で皇后となった。二男五女を設けたが32才のときに寡婦となり、蘇我氏と物部氏の戦いの後に、崇峻天皇が暗殺されると彼女自身が事態収拾のため即位した。推古元年(593)、甥・聖徳太子を皇太子として摂政に任じ、仏教を公的な国家仏教に押し上げ発展させたり、遣隋使を派遣して倭国を国家として承認させたり、また、官人の心構えである憲法十七条や、位階制である冠位十二階を定めるなどして先進諸国に並び得る体制の確立を目指した。