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倭迹迹日百襲媛命

やまとととひももそひめのみこと


[倭迹迹日百襲媛命]
生没年不詳
『日本書紀』に記述が残る女性で、父は孝霊天皇、母は倭国香媛。(『古事記』では意富夜麻登玖迩阿禮比賣命とされている。)崇神天皇の世、疫病の大流行や百姓の離反など国が大きく乱れたために、このことを憂えた天皇は平安を祈って巫女を介して占ってもらったところ「大物主神を敬い祀れ」という御託宣があった。この巫女が倭迹迹日百襲姫命で、後に大物主神の妻となった。彼女の死後の墓は箸墓と呼ばれるが、大物主神の正体が蛇であることを知って仰天し、しりもちをついたはずみで箸が体に刺さって死亡したからだという。