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奈義

なぎちょう【岡山県】


[奈義]
太古、海であり、「ビカリア」の化石が出土する地。1955年、北吉野村、豊田村、豊並村の合併の際、町域に位置し、「続日本紀」にも見える霊山・那岐山(なぎさん)に因んで命名した町名。山名は、もともと「ナギノセン」といい、「名木野仙」・「奈義能仙」などと書いた。明治になり「ナギセン」・「ナギサン」と称されるようになったという。山麓にある古社・諾(なぎ)神社、冊(なみ)神社にイザナギ・イザナミの二神を祀ったことによるとする説、「凪」の意とする説、「薙」の意とする説などがある。那岐の連山から吹き下ろす激しい暴風・広戸(ひろと)風が有名。