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安芸高田

あきたかたし【広島県】


[安芸高田]
2004年、高田郡吉田町、八千代町、美土里町、高宮町、甲田町、向原町の合併の際、公募結果を踏まえて協議会で決定した市名。他の候補には「高田」・「安芸たかた」・「毛利」などがあった。「安芸」・「高田」とも古代より使われてきた由緒ある名称。古代からの郡名「高田」郡は、「和名抄」は安藝国「太加太(たかた)」郡と訓じている。「タカ(高)・タ(処)」(高地)とする説、高所の水田地域名とする説などがある。「安芸」は、広島県西部の旧国名。古くは阿岐と書き、古代は阿岐国造の領域。「アキ」は、「秋」の意で、物産(木綿・塩・酒など)が多く飽き足ることによる説、豊饒を祈った瑞祥地名とする説、水に因んだ「ワキ(湧く)」や「ハキ(吐く)」の転とする説(不詳)などがある。また、安芸国を開いた安芸津彦命(あきつひこのみこと)の名も見える。