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赤磐

あかいわし【岡山県】


[赤磐]
2005年、赤磐郡山陽町、赤坂町、熊山町、吉井町の合併の際、旧郡名を採用した市名。「赤磐郡」は、1900年、赤坂郡、磐梨郡が合併の際、両郡から一字ずつ採った郡名。古代からの郡名「赤坂郡」、「和名抄」は備前国「安加佐加(あかさか)」郡と訓じている。「赤土のある坂」とする説、紅柄を産すことから赤色を呈する鉱産物に関連する説などがある。古代からの郡名「磐梨郡」、「和名抄」は備前国「伊波奈須(いはなす)」郡と訓じている。古くは「岩生」とも書き、「いわなす」とも読まれた。岩肌が露出した山塊や巨岩がそり立つ地勢・景観から「石生(いわなす)」によるとする説、「石生」は「石部」をも意味し、古代の山部と異なる鉱石採掘に従事した集団に由来するとする説などがある。