唐津くんち

からつくんち


[唐津くんち]
唐津神社の秋季例大祭で、約400年の歴史を持つといわれます。最大の特色は、漆の一閑張(いっかんばり―木型に紙を張り重ねて造型する工法)で造られた14台の巨大な芸術品の「曳山」を使うところにあります。曳山は最大のもので高さ6.8m、重さ3トンにも及び、県の重要有形民俗文化財にも指定されています。毎年11月2日夜の「宵曳山(よいやま)」に始まり、11月3日には神輿と曳山が御旅所に向かう「御旅所神幸(おたびしょしんこう)」、11月4日には神輿は加わらずに曳山だけが町内を巡行する「町廻り(まちまわり)」というスケジュールで営まれていて、祭り期間中の人出は50万人を越えるともいわれ、福岡市櫛田神社の「博多おくんち」、長崎市諏訪神社の「長崎くんち」とともに「日本三大くんち」の一つに数えられています。