博多祇園山笠

はかたぎおんやまかさ


[博多祇園山笠]
福岡市で7月に開催される祭りで、博多区の櫛田神社にまつられる素戔鳴尊に対して奉納される祇園祭の一つです。博多どんたくと共に博多を代表する祭りの一つとして知られ,国の重要無形民族文化財に指定されています。鎌倉時代に博多で疫病が流行した際に、承天寺の住職・聖一国師弁円が木製の施餓鬼棚に乗り、水を撒きながら疫病退散を祈祷したことが発祥といわれます。七つの町内がそれぞれグループ単位となって山笠とよばれる山車を担当しますが,祭のクライマックスは、締め込み姿の男たちが「飾り山」を担いで町中を疾走する「追い山」です。7月15日の早朝に,大太鼓の合図でスタートして櫛田神社の境内になだれ込み、更に,約5キロの道のりで勇壮なタイムレースを繰り広げます。