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臨終(葬儀の打ち合わせ・手順)

りんじゅう(そうぎのうちあわせ・てじゅん)


[臨終(葬儀の打ち合わせ・手順)]
通夜、葬儀をつつがなく行なうため、早急に葬儀社を決めます。葬儀社に依頼すれば、宗教宗派に合わせて葬儀に必要な一切を引き受けてくれます。前もって互助会に入会している場合は、連絡すれば一切を仕切ってくれます。葬儀の形式は、故人の生前からの指定がなければ、故人が信仰していた宗教宗派か生家の宗教宗派に従うのが自然で、それによって、寺、神社、教会へ葬儀を依頼します。先祖代々の菩提寺が近くにあって、菩提寺で葬儀を行ないたい場合、すぐに住職に知ら、戒名などの細かい打ち合わせを行ないます。菩提寺が遠く住職が来られないときは、近くの同じ宗派の寺院を紹介してもらいます。喪主は、故人に代わって弔問を受ける立場にありますので、近親者同士で相談し、できるだけ早くに決める必要があります。一家の主人が亡くなると決まって、長男が喪主となっていましたが、今日では故人に最も関係の深い人が喪主になるのが一般的です。また、通夜から葬儀までの雑務を取り仕切る世話役も決めます。日取りと時間は、近親者、友人などの到着時間、火葬場の都合などを考慮して決めます。火葬・埋葬は、死後二十四時間以降と法律で定められています。一般的には、死亡日の夜に近親者による仮通夜、翌日に本通夜、翌々日に葬儀、告別式です。時間は、本通夜が午後七時より、葬儀告別式が午前十時より、というのが普通です。最近は、死亡日に通夜、翌日葬儀とすることも多いようです。友引の日や正月松の内にかかると、火葬場が休む例もあるので、日をずらします。会場は、自宅が手狭な場合などは、寺社、葬祭場、公民館などを借りて行います。葬儀料金は、祭壇の大きさ、棺や付帯品の質によって、等級が分かれています。また、別料金となっているものも多いので予め確認しておきましょう。なお、葬儀にかかる一切の費用は、遺産相続の際、税金控除の対象になります。