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臨終(死亡通知・死亡広告・会葬礼状)

りんじゅう(しぼうつうち・しぼうこうこく・かいそうれいじょう)


[臨終(死亡通知・死亡広告・会葬礼状)]
死亡した翌日が葬儀という場合が多いため、死亡通知は、電話や電報で行われるのが一般的で、死亡通知状を発送することはほとんどありません。しかし、故人の社会的地位や交際範囲が広い場合には、本葬を改めて行うこともあり、その際は、私製はがきを用い、黒枠や薄墨の枠で囲み、死亡通知状を発送します。葬儀社にサンプルが用意されていて、内容は喪主と故人の間柄、故人の性名、死因、死亡日時、生前受けた厚情への感謝などです。追って書きで、葬儀・告別式の日時、場所、葬儀場までの交通案内や形式などを入れ、最後に年月日、喪主の氏名、親族代表、葬儀委員長の氏名を連ねます。喪主のあとに「親戚一同」と並べる書式もあります。また、広範に訃報を伝える必要がある場合には、新聞に死亡広告を出したりします。内容は、死亡通知と同様で、申し込み方法は、広告代理店を通して新聞社にしますが、葬儀社に相談すれば手続きをしてくれます。入稿時間や値段は、全国紙と地方紙によっても違いますので確認が必要です。会葬礼状は、本来、葬儀後に発送するものですが、最近は略式で、葬儀の際、塩を入れた小袋と一緒に、出口で手渡すことが多くなりました。礼状には、「亡父」「亡母」など喪主からみた続柄を記入し、挨拶文を入れ、あて名は書きません。新聞に死亡広告を出した場合は、葬儀の翌朝、会葬お礼の広告を掲載するのが一般的です。