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香典返し

こうでんがえし


[香典返し]
故人に対して頂いたお志・香典に対し、薄墨で筆書 きをした挨拶状を封筒に入れ、四十九日の忌明けの法要後に贈るのが一般的です。または、告別式のときに渡す場合もあります。本来は、お礼の挨拶だけで良かったのですが、現在では、香典返しが慣例化しており、世話役の会計係が作った香典帳をもとに贈ります。香典の金額に応じ、半返し~三分の一程度が目安とされ、ハンカチセット、タオルなどの日用品、のり、砂糖などの食品などがよく用いられます。しかし、一家の長を失い、養育費など経済的な心配がある時は、その旨を記した挨拶状を送り、香典返しはいりません。香典返しの品は、奉書紙で包み、黒白結び切りの水引をかけ、表書きに「志」「忌明志」と記して、贈ります。なお、香典返しの礼状は不要ですが、できるだけお見舞い状を出したいものです。