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彼岸

ひがん


[彼岸]
雑節の一つで、春分(3月21日ごろ)・秋分(9月23日ごろ)を中日とし、前後各3日を合わせた7日間、または、この期間に行われる仏事(彼岸会)のことを、春の彼岸(ひがん)・秋の彼岸(のちのひがん)と呼びます。元々は煩悩を脱した悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん)と言うのに対して、向う側の岸「彼岸」と言いました。彼岸の入りには仏壇を綺麗に清め、新しい花を活け、小豆で餅を包んだぼた餅や、彼岸だんごなどを、「節の物」として、墓前や仏壇に供える習慣があります。彼岸の間、灯明、線香を絶やさぬようにします。仏寺では法要が営まれ、一般の人は、祖先の墓参りをして祖先の霊を供養をします。墓参りでは、まず、たわしなどをかけ墓石の汚れを落とし、新しい花やしきみを供え、柄杓で水をかけて、線香を供え、合掌礼をして祖先の霊を供養をします。