修正依頼



縁談

えんだん


[縁談]
縁談の依頼は、社交辞令のように、口先だけで依頼する性格のものではありません。依頼先は、両親や親戚の知人、上司、先輩、恩師、交流範囲が広い知人から探すのが一般的です。親しい間柄なら電話でもよいですが、依頼状を書くのが正式です。引き受けてもらえたら、履歴書・家族書・写真を用意し、後日、出向いて正式に依頼します。女性は母親が一緒に出向くのが一般的で、多少あらたまった服装で、菓子折などの手みやげを持参しましょう。履歴書や家族書は、自筆で、丁寧に書くことが大切です。用紙は、和紙か白無地の便箋、上質の用紙にペンや毛筆で書きます。市販の履歴書用紙は、事務的過ぎるので避けましょう。履歴書、家族書は別々の封筒に入れ、写真と一緒に大きな封筒に入れ、表に「○○○○覚え書」または「釣り書」と書いて世話人に預かってもらいます。一定の書式はありませんが、履歴書は、氏名、生年月日、現住所、学歴、職歴、身長、体重、趣味、資格などを書きます。家族書は、家族の氏名、生年月日、続柄、最終学歴、現在の職業などを記入します。結婚して別居している兄弟姉妹、別居している家族の別居先とその理由も記します。正式写真は、写真館で全身か七分身のものを撮り、台紙付きでキャビネ判程度の大きさが適当でしょう。それに、最近撮影したスナップ写真を数枚添えます。男性の場合はダークスーツ、女性は和装なら振袖か訪問着、洋装なら自然で清楚な印象を与えるものでが最適でしょう。写真の裏には氏名と生年月日、撮影年月日、場所なども記入します。結婚の条件を正確に伝え、世話役の理解を得ることが必要です。仲介者から相手の資料が届いたら、二週間以内に返事をしましょう。断わる場合はより早めに連絡し、原因が学歴や身体的にあっても、その点はぼかし、「もったいないような話ですが、このたびはご遠がなかったということで」などの言葉で断るのがエチケットです。縁談の依頼後1ヵ月ほどたっても連絡のない場合は、それとなく電話で様子を聞いてみましょう。その後、2、3ヵ月たっても話がない場合は、引き続きお願いするか、書類を返却してもらい、他の人への依頼を検討したほうがよいでしょう。