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島崎藤村
しまざきとうそん
[島崎藤村]
名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ
故郷(ふるさと)の岸を 離れて 汝(なれ)はそも 波に幾月
旧の木は 生いや茂れる 枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚を枕 孤身の 浮寝の旅ぞ
実をとりて 胸にあつれば 新なり 流離の憂ひ
海の日の 沈むを見れば 激り落つ 異郷の涙
思いやる 八重の汐々 いずれの日にか 国に帰らん (椰子の実)
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこヽろなきためいきの
その髪の毛にかヽるとき
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問いたまふこそこひしけれ (初恋)
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