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石川啄木

いしかわたくぼく


[石川啄木]
はたらけど はたらけど猶 わが生活 楽にならざり じっと手を見る

たわむれに 母を背負いてそのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず

東海の 小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたわむる

ふるさとの なまりなつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きに行く