修正依頼



賀寿

がじゅ


[賀寿]
長寿の祝いのこと。賀寿は、「還暦」から、「百賀の祝」まであります。数え年で、還暦(六十一歳)、古希(七十歳)、喜寿(七十七歳)、傘寿(八十歳)、米寿(八十八歳)、卒寿(九十歳)、白寿(九十九歳)、百賀の祝い(百歳)とあります。賀寿の祝いは、誕生日やそれ以後の吉日や休日、敬老の日に行なわれることが多くなっています。本来は、内輪の祝いで、親族や友人が自宅や料亭などで祝うのが一般的ですが、近年は昔の仕事上の部下や友人が発起人になって、祝賀パーティを開くケースも増えています。還暦祝いでは、赤い頭巾、赤いちゃんちゃんこ、赤い座布団など、魔除け・厄除けの赤色にちなんだ品物を贈る習わしがあります。現代では実用性を重んじ、赤色の衣類を贈ることが多くなりました。表書きは、「寿」か「御祝」とし、紅白の水引きを蝶結びにします。お返しの引出物は、祝菓子や茶碗などがあり、本人の手書きの色紙や短冊なども喜ばれるようです。古希の賀寿以降では、表書きを「祝○寿」、「○寿御祝」とし、無病息災を表し、紫色の布団に寝ると長生きするといわれるため、紫色の座布団(「寿」の文字入り)が贈られることが多いようです。