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林芙美子

はやしふみこ


[林芙美子]
1903年~1951年
日本の作家。1903年(明治36年)山口県下関市に生まれる。両親が行商を営んでいたため、幼少期は各地を転々とした。12歳で尾道に転居。この頃から文才を発揮し、高等女学校への進学を勧められた。尾道市立高等女学校(現:尾道東高等学校)を卒業後、1922年恋人を追って上京。銭湯の下足番、露天商など、様々な職業で生計を立てながら文筆活動を行った。1928 年自らの人生を描いた『秋が来たんだ?放浪記』が「女人芸術」に連載され、同作が『放浪記』として1930年に出版されるとベストセラーとなり、作家としての名声を得た。同年さらに『続放浪記』を刊行、1951年に47歳で急逝するまで第一線の作家として活躍した。代表作は他に『風琴と魚の町』『清貧の書』『晩菊』『めし』『浮雲』など。