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片山東熊

かたやまとうくま


[片山東熊]
1854年~1917年
長州藩士の子として萩(山口県)で生まれ,工部大学校(現・東京大学工学部)を第一回生として卒業した明治期の建築家。東宮御所,赤坂離宮(現・迎賓館)など宮廷建築に多く関わったほか,東京国立博物館,奈良国立博物館,京都国立博物館,日本赤十字病院(後に明治村に移築)などの代表作がある。東宮御所の建設に心血を注ぎ,完成の報告を明治天皇に行ったところ,一言「ぜいたくすぎる」と言われてショックを受け,以後病気がちとなった,という逸話が残っている。