出雲石燈ろう(島根県/鳥取県)

いずもいしどうろう


[出雲石燈ろう(島根県/鳥取県)]
奈良時代に始まるといわれ、地元で採れる火山灰が固まって出来た砂岩を原石として作られていた。江戸時代には、藩がその価値を認めて「お止石(おとめいし)」として一般の人々が採ること禁じた。良質な原石は、耐寒性、耐熱性に富み、数百年の風化にもよく耐えることから、建材用のほか、明治時代以後は造園や室内装飾などに欠くことのできない製品となった。主産地は、島根県/松江市、出雲市、鳥取県/境港市。