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人見絹枝

ひとみきぬえ


[人見絹枝]
1907～1931
岡山県出身の陸上競技選手・日本人女性初のオリンピックメダリスト。100メートル走、200メートル走、走り幅跳びの元世界記録保持者。1924年岡山県陸上競技会・三段跳び世界新、1926年第2回万国女子オリンピック走り幅跳び世界新・個人総合優勝、1927年女子体育大会200ｍ世界新・立幅跳び世界新。1928年、第9回アムステルダム大会に日本人で唯一の女性として参加し、初めて走る800ｍで銀メダル獲得。プラハにあるオリンピック碑に「KINUE HITOMI」の名とともに「愛の心をもって世界を輝かせた女性に感謝の念を捧ぐ」と記されるほど、世界的に知れ渡り、その功績から、認可されていなかった女性のオリンピック参加に貢献しました。新聞社入社後は、記者としてオリンピック記事を書き、病気を抱えながら現役選手として活動の一方で、日本各地での公演、海外遠征、後進の指導など多忙を極め、陸上のために心身共に尽くし、銀メダル獲得日と同じ日に、乾酪性肺炎のため24歳という若さで逝去しました。