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本因坊道策

ほんいんぼうどうさく


[本因坊道策]
1645~1702
江戸時代の囲碁の棋士。石見国馬路(現・島根県)に生まれ、七歳で碁を覚え、本因坊三世道悦の門に入った。四世本因坊となり、名人碁所(囲碁界を取り仕切る絶対的権威)に就く。一流棋士達をことごとく向先以下に打ち下げる圧倒的強さで、実力十三段と謳われた。石の働きや効率性で優劣を判断する手割を生み出し、力戦ではなく全局的な見地に立って合理的に打ち越したことから、近代囲碁の祖と呼ばれる。史上最強の棋士として、本因坊丈和・本因坊秀策の後聖に対して、前聖と称される。また、段位制を敷くなど大きな功績を残した。