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西岡常一

にしおかつねかず


[西岡常一]
1908~1995
法隆寺の宮大工。奈良県生まれ。棟梁として法隆寺金堂の復元、法輪寺三重塔、薬師寺金堂、同西塔等の再建を手掛けた、最後の宮大工棟梁である。文化財保存技術者、文化功労者、斑鳩町名誉町民。宮大工(みやだいく)とは、神社仏閣の建築や補修に携わる大工で、技術、技法は徒弟制度という形で師匠から弟子へ口伝で継承されます。法隆寺の昭和の大修理の際、25歳の若さで棟梁となり、法隆寺建築に秘められた先人の叡智にふれ宮大工口伝の確かさを実感し、その伝承と実践に後半生を捧げました。著書も多く、「法隆寺を支えた木」は中学校の国語の教科書の掲載されました。