一位一刀彫(岐阜県)
いちいいっとうぼり
[一位一刀彫(岐阜県)]
一位一刀彫は今からおよそ200年前、飛騨に生まれた根付彫刻師・松田亮長によって始められた伝統工芸品。「一位」の名称は、平安時代にイチイの木で作った笏木を朝廷に献上したところ、その木目や木肌の美しさに対して正一位の名を贈られたことによる。江戸時代、飛騨高山出身の根付(ねつけ)彫刻師によって技術がもたらされたのが始まりとされる。彩色のない、刀跡を鋭く残す技法が特徴で、当初は主に人物像を彫り上げたが、明治時代に入ると一刀彫師が次々と現れ、美術工芸品や茶道具などで、京都や大阪を中心に市場を広げていった。
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