鎌倉彫(神奈川県)

かまくらぼり


[鎌倉彫(神奈川県)]
約800年前に、中国から伝来した彫漆類(堆朱・堆黒・紅花緑葉など)の影響を受け、当時の仏師や宮大工たちが木彫漆塗りで禅宗寺院の仏具や調度品を唐風に仕上げたことに始まるといわれる。手彫りで表現された刃跡の繊細で力強い趣と、塗り重ねられた漆の潤いのある光沢が特徴で、花鳥風月の自然を題材にしたデザインの立体感のある彫刻が多い。盆、皿、茶托、鉢などが主な製品。