村山大島紬(東京都)

むらやまおおしまつむぎ


[村山大島紬(東京都)]
文化10年に十字絣、天保5年ごろには井桁絣が織り出されて村山紺絣といわれた。江戸時代には、正藍染め(しょうあいぞめ)による錦織物の「村山紺絣」と、玉繭による絹織物の「砂川太織(ふとおり)」を基礎に大島風の絣が織られて村山大島紬と呼ばれるようになった。板締染色(いたじめせんしょく)という特殊な染め方を用いているのが特徴。