宮古上布(沖縄県)
みやこじょうふ
[宮古上布(沖縄県)]
芋麻(ちょま)を原料とする麻織物で、言い伝えによれば、「稲石」という女性が、夫が琉球王から官職を賜ったことに対する謝恩の意味で布を織り献上したのが始まりだという。15世紀ごろから織られていたと考えられていて、完成した紺上布が1583年に琉球の尚永王に「綾錆布(あやさびふ)」として献上されたという記録が残っている。丁寧に績まれた細くしなやかな糸、4キロの槌で2万5千回にも及ぶ砧打ちで得られた独特のテリ、そして藍染めの紺地に白い十字絣(じゅうじがすり)模様が特徴である。
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