本塩沢(新潟県)

ほんしおざわ


[本塩沢(新潟県)]
「塩沢」と呼ばれる織物には「越後上布」「本塩沢」「塩沢紬」「夏塩沢」の四種がある。本塩沢と塩沢紬は混同されがちだが全く異なる織物で、本塩沢は御召、塩沢紬は紬に分類され、御召は御召糸で織り、紬は紬糸で織った織物である。始まりは江戸時代中期で、越後縮(えちごちぢみ)のような「シボ」のある麻織物の技法を絹に生かした絹縮(きぬちぢみ)が元となっている。