駿河竹細工・駿河竹千筋細工(静岡県)

するがたけざいく


[駿河竹細工・駿河竹千筋細工(静岡県)]
気候が温暖で良質な竹が産出されることから、静岡地方では古くから竹細工が盛んで「駿河竹細工」と呼ばれていた。天保11年(1840年)岡崎藩士の菅沼一我がその技法を伝えたのが始まりといわれている。竹千筋細工の最大の特徴は、ほかの産地が平ひごを用いるのに対して丸ひごを使うことにあり、独特の技法で曲げた輪を継手という竹千筋細細工だけの方法で組み合わせて作る。日用雑器などのほか、ランプシェードなどインテリア用品もある。