伊賀組み紐(三重県)

いがくみひも


[伊賀組み紐(三重県)]
我が国の組紐とその製造技術の歴史は、飛鳥天平の昔に大陸の文化と共にもたらされたといわれていて、平安時代には唐組(からくみ)の平緒、経巻、華篭(けこ)、幡飾(はたかざり)などの仏具や神具に組紐が用いられるようになった。武士階級の時代では、甲冑や刀剣に紐が多く用いられるようになって武具類を中心とする組紐文化が生まれた。組紐の技術は、今日では和装に欠かすことのできない帯締めや羽織紐として親しまれている。